本文
11月30日(水曜日)、通地区で、市内水産加工業者のマルヤマ水産有限会社のウニ畜養事業部新工場「KAYOI UNI BASE」完成を祝う落成式が開催されました。現在、海ではウニの食害や環境変化などにより「磯焼け(いそやけ)」という問題や中身が空っぽのウニが増えすぎているという問題も起きています。
これまで、マルヤマ水産有限会社はウニの畜養の知見をもつウニノミクス株式会社と協力し、海でとった空っぽのウニを捨てずに水槽で畜養して、身が詰まったウニに育てる試験を行ってきましたが、このたび、事業の本格実施にあたり新工場が建設されました。新工場では、中身が空っぽのウニを陸上で育てて商品とし、市内の飲食店や旅館、都市圏、海外などへの出荷を予定しています。
季節関係なく通年で美味しいウニを食べることができるほか、海の環境改善や漁師の新たな収入源の確保など、地域活性化が期待されています。