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11月24日(木曜日)、長門市役所で、令和4年度地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)を受賞した滝坂神楽保存会が市長へ受賞の報告を行いました。
滝坂神楽舞は、県の無形民俗文化財・国の記録作成等の処置を講ずべき無形の民俗文化財に指定されている里神楽です。毎年11月2日に三隅滝坂地区の黄幡社で奉納されています。1764年(明和1年)の黄幡社建立当時に、3年間続く大飢饉と牛馬の疫病を免れようと、厄払いの祈願のため神楽を奉納したのが始まりとされています。
受賞の報告を受け、江原市長がお祝いのことばを述べました。
滝坂神楽舞保存会の柳谷哲二会長は、「名誉ある表彰を受賞できたのは、先輩方や地域の皆さんのおかげです。どこも同じかと思いますが、滝坂神楽舞も若い担い手不足が課題となっています。伝統文化を守っていくとともに、長門市の子どもたちや若い人たちに興味もってもらえるような活動もしていきたいです」と話しました。
地域文化功労者表彰は、地域文化の振興に功績のあった個人や団体に対して文部科学大臣が表彰するものです。今年度は11月15日に京都市で表彰式が行われました。
長門市では、これまでに「俵山女歌舞伎保存会」(平成12年度)、「湯本南条踊保存会」(平成19年度)、「赤崎神社楽踊保存会」(令和3年度)が受賞し、今回で4件目となります。