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11月2日(水曜日)、三隅滝坂地区の黄幡社で滝坂神楽舞が奉納されました。
滝坂神楽舞は、県の無形民俗文化財・国の記録作成等の処置を講ずべき無形の民俗文化財に指定されている里神楽で、毎年11月2日に三隅滝坂地区の黄幡社で奉納されています。1764年(明和1年)の黄幡社建立当時に、3年間続く大飢饉と牛馬の疫病を免れようと、厄払いの祈願のため神楽を奉納したのが始まりとされています。
はじめに、滝坂神楽舞保存会の柳谷哲二会長が「高齢化が進み担い手が減る中で、8月から練習を行い、先日は明倫小学校で特別授業を行うなど盛り上げようと活動してきました。どうぞ最後までご観覧ください」とあいさつ。
今年は久しぶりに11演目が披露されました。神を迎える場を清める「足均」の舞からはじまり、神が天から滝坂の地に降り、幸せをもたらすことを表す舞が続きます。観衆が喜ぶことで神も喜ぶといわれる喜劇風の舞が披露されたのち、「神明」の舞により、綱が一刀で見事に真っ二つに切られました。