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10月25日(火曜日)、明倫小学校で3・4年生の子どもたちが総合的な学習の時間で伝統文化「滝坂神楽舞」を学びました。
滝坂神楽舞を学校の授業で行うのは今回が初めて。はじめにあいさつや滝坂神楽舞の歴史について説明があった後、滝坂神楽舞保存会のメンバー10人が舞台に登場し、三宝荒神(さんぽうこうじん)の舞と手力男(たじからお)の舞を披露しました。
体験の時間では、滝坂神楽舞の基本のリズムである、三宝荒神や幣四天(へいしてん)をグループに分かれて舞いました。太鼓や笛などの楽器にも子どもたちは挑戦。
質問のコーナーでは子どもたちは積極的に手を挙げて神楽舞の意味や種類などについてさまざまなことを尋ね、保存会の皆さんが答えました。
滝坂神楽舞保存会の柳谷会長は「今日は皆さんと一緒に舞うことができてうれしく思います。文化を後世に残していくには皆さんのような若い人の力が必要です。また滝坂神楽舞を舞ってみたい人がいれば私たちは大歓迎します」とあいさつし体験学習が終了しました。
子どもたちに感想をたずねると「たのしかった」「舞ってみて、神様のための舞だということを感じました」「またやってみたい」など前向きな答えが返ってきました。
滝坂神楽舞は、県の無形民俗文化財・国の記録作成等の処置を講ずべき無形の民俗文化財に指定されている里神楽で、毎年11月2日に三隅滝坂地区の黄幡社で奉納されています。(今年は関係者のみの開催)