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8月3日(水曜日)、県内の市町をまわって核兵器の廃絶などを訴える「反核平和の火リレー」が、長門市内を駆け抜けました。
平和友好祭県実行委員会が主催し、今年で35回目を迎えるこのリレー。新型コロナウイルス感染症の影響で、3年ぶりの開催となりました。
広島市の平和記念公園の「平和の灯」から採火した「平和の火」を受け継ぎ、被爆者援護法の改正をはじめ、核兵器の廃絶、各自治体の非核宣言決議の推進などを訴えます。
この日、長門市から参加した13人のランナーは、朝9時に市役所油谷支所を出発。
道中、平和の火が到着した長門市役所本庁市民広場ではミニ集会が行われました。
江原市長が「広島・長崎への原爆投下から77年が経過しようしていますが、今でも被ばくされた方などは健康や心を原爆に蝕まれています。このような過ちを2度繰り返してはいけません。この思いは忘れず、受け継がなくてはならないと思っています。リレーで掲げておられるスローガンのもと、萩市まで灯を繋げられると思いますが、暑い中、汗もたくさんかかれておられますので、水分をしっかりとりながら頑張ってください」とあいさつし、ランナーを激励。
平和の灯の受け渡しが行われたあと、集まった人から拍手を受けながらランナーは次の目的地に向けて走りだしました。
この後、ランナーは平和の灯を受け継ぎながら三隅地区までの区間を走り、萩市のランナーに火を託しました。
なお、このリレーは7月25日から和木町を出発し、8月5日(金曜日)に山口市の県庁へ到着して約600kmのリレーを終えるとのことです。