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3年ぶりの「くじらが来たぞー!」~2022通くじら祭りが開催~

ページID:0041344 更新日:2022年7月17日更新 印刷ページ表示
3年ぶりの開催となった通くじら祭り

3年ぶりの開催となった通くじら祭り
力強く船を漕ぐ参加者。
「くじらが来たぞー!」の合図で古式捕鯨の実演がスタート。
赤ふんどし姿の男衆がクジラをしとめる。
通小学校の子どもたちが鯨唄を披露。この後、通鯨唄保存会の鯨唄の披露も行われた。

7月17日(日曜日)、青海島の通地区で「2022通くじら祭り」が開催されました。

開会式では、新谷実行委員長が「コロナ禍で実行できるか不安でしたが、地域の皆様をはじめ多くの人にご協力いただき、3年ぶりに開催することができました。通地区の最大の行事として開催できることを大変うれしく思います。和船競漕や古式捕鯨の実演を行うことで、捕鯨文化を後世に残していきたいです」とあいさつ。

はじめに行われた和船競漕大会には、小学生の部と職域・団体の部に計12チームが参加しました。息をあわせて力強く船を漕ぎ進む出場者に、観客からは大きな拍手が送られました。

また、古式捕鯨の実演では、通小学校の2・3年生4人による叫り賞歩(たけりしょうぶ)「なにかがきこえるよ」「しおをふいてるよ」「クジラが来たぞー!」という声を合図に、赤ふんどし姿の男衆が4隻の勢子船に乗り込んで沖へ向かいます。男衆は、銛打ちを行いながら、全長13.5mのクジラの模型を湾内に追い込み、当時の捕鯨を再現しました。

終盤では、威勢よくクジラに飛び乗ったハザシがとどめの鼻切りを行い、赤い潮が吹きあがると大きな声で叫び、クジラを仕留めたことに対して男衆全員で喜びの声をあげました。


その後、陸に揚げられたクジラのお腹に子クジラが発見されると、子クジラをお墓の前に安置し、通小学校の子どもたちと通鯨唄保存会が感謝の気持ちを込めて、鯨唄「祝え目出度」「朝のめざめ」をそれぞれ披露しました。

今回の通くじら祭りは3年ぶりの開催となり、約1,000人のお客さんが来場しました。フォトコンテストも開催されており、多くのカメラマンが写真撮影に訪れました。

第44回和船競漕大会の結果は次のとおりです。

▼小学生の部
1位 通小Acrtion's
2位 通 Sea Child
▼職域・団体の部
1位 大津緑洋高校水産校舎カッター部
2位 西町ソフト
3位 40歳
4位 音信川くだり隊
▼予選に出場
・長門市議会
・長門市職員労働組合青年部
・化学(男子)
・通小ティーチャーズ
・しんゆう会
・アジカレ