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4月28日(木曜日)、九州運輸局下関海事事務所と仙崎海上保安部による、青海島観光汽船の「ピンクシータス」号の緊急安全点検が実施されました。
これは、先日、北海道の知床半島沖で発生した観光船事故の重大性を考慮して実施されるもので、九州運輸局では今日までに20事業者に対して立ち入り点検を行っています。
「事故予防措置」「荒天時の運航中止の判断基準」「非常時の脱出手段」の3点を重点項目として点検が行われました。
関係者と検査官が「ピンクシータス」に乗船。船長の大崎雄太(おおさきゆうた)さんは、検査官からの運航基準の有無や事故が起きたときの対応、船内の安全設備などの質問に対して答えました。
他にも、検査官は機関室の設備や安全運航に関する書類などを検査。ヒアリングと船内の調査により、しっかり点検が行われました。
点検の結果は、「不適切な部分無し」。
検査を行った検査官は青海島観光汽船の皆さんに対し「不適切な部分がないというのは、日頃の安全に対する意識の表れだと思います。今後も安全第一に運航し、よりよい安全対策を行ってください」と話しました。