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4月12日(水曜日)、油谷保健福祉センターで、文化庁の100年フード認定記念として「くじら弁当」の調理・試食会が開催されました。
文化庁では、世代を超えて受け継がれ、長く地域で愛されていた食文化を「100年フード」と名付けて認定しています。今年3月に行われた審査会で、212件の申請の中から長門大津くじら食文化を継承する会から申請のあった「鯨肉郷土料理」が100年フードとして認定されました。県内での認定は「鯨郷土料理」を含めて3件のみ。
今回はその認定を記念して、鯨づくし弁当の調理・試食会が行われました。
油谷で男性の調理技術を磨くために結成された「男子厨房に入る会」や女性料理グループ「油谷なでしこ」、捕鯨文化遺産とくじら食文化を守る市議会議員連盟など約20人が調理に参加。男子厨房に入る会のメンバーは今回で47回目の調理となります。油谷なでしこの皆さんの指導のもと、100年フードに認定された「南蛮煮」「くじらなます」「くじら汁」のほか、くじら肉を使った揚げ物や和え物など、さまざまな料理を手際よく作り、出来上がった料理をお弁当箱に詰めて、鯨づくしの「鯨づくし弁当」が完成しました。
その後、参加者や関係者により試食会が開催。黙食が呼びかけられる中ではありましたが、お弁当を食べた人は懐かしい味に笑顔を見せながら料理を堪能しました。
主催の長門大津くじら食文化を継承する会は、長門大津地域とくじらの深い歴史を大切に守り、くじら食文化の啓発活動を行う団体です。「くじら食文化を知ってもらいたい」という思いから今回の調理・試食会が開催されました。同会では毎年、特別養護老人ホームや保育園・幼稚園にクジラ肉を贈呈するなど、くじら食文化の普及活動を進めています。