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3月10日(木曜日)、市内5つの中学校で卒業式が行われ、247人の生徒が卒業しました。
このうち、深川中学校では、生徒、保護者、教職員が参列し、96人の生徒が卒業し、白澤真史校長から1人1に卒業証書が授与されました。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、校長式辞は書面で配布され、「卒業生の皆さんが立派に卒業できたのは、家族をはじめ先生や地域の人などいろいろな人の支えのおかげです。どうか感謝する気持ちを忘れないでください。卒業生の皆さんに相田みつをさんの『一生感動 一生青春』という言葉を贈ります。これからの長い人生の中でたくさんの美しいものやすばらしいものに出会い、すてきな人生になることを願っています。また、皆さんには長門を愛してほしいと思います。長門には美しい自然があり、温かい人がいます。苦しい思いや悲しい気持ちを癒してくれる安らぎがあります。将来、大人になって長門で働く人も長門を離れる人も長門をふるさととして心のよりどころとして愛する気持ちが今まで皆さんを支えてくれた地域の皆さんへの恩返しにもなります。」とのことばを生徒たちに贈りました。
卒業生答辞で加来優奈さんは「3年前の入学式で、新しい出会いへの期待と不安を膨らませていたことが昨日のことのように思い出せます。1年生が終わりに近づいた時に突然現れた新型コロナウイルスに当たり前の日常が奪われていきました。修学旅行も予定していた京都・大阪・奈良ではなく、島根・鳥取に行きました。楽しめるか不安でしたが貴重な経験も多く、再び友だちとの仲を深めることができ、一生の思い出になりました。
「BREAK~心をひとつに切り拓こう 輝く道~」。私たち生徒会執行部が1年間掲げてきたスローガンです。生徒間の壁を壊したいとの思いで考えたスローガンでしたが、そんなことできるのだろうかと不安に覚えたこともあります。しかし、時間が経つにつれ、昼休みに学年や男女に関係なく笑いあっている光景が見られ、壁が壊れていく感覚がありました。みなさんの協力のおかげでやりがいを感じることができ、本当にありがとうございました。私はみんなと過ごしたこの3年間を決して忘れません。ここで過ごした3年間に自信と誇りを持ち、深川中学校で学んだこと、本校の校訓「勧学」を胸に輝く未来を力強く切り拓くことを約束します」と答辞を述べました。
最後に、卒業生は「桜ノ雨」を合唱し、美しい声を体育館に響かせ式を締めくくりました。
生徒や保護者らは各クラスに戻ると、1年間の仲間たちとの思い出を映像で振り返りました。グラウンドに出てからは友達と写真撮影し、生徒は多くの人に見送られて学び舎を巣立っていきました。