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2月3日(木曜日)、「学校給食・くじら交流の日」が実施され、長門市と下関市の小中学校でくじら肉の給食が提供されました。
古式捕鯨のまちである長門市と近代捕鯨のまちである下関市では、歴史の中で育まれた伝統的食文化を絶やすことなく次代に引き継ぎ、文化を継承させるため、くじら肉給食を同一日に提供する「学校給食・くじら交流の日」を平成24年度から実施しており、今回で10回目となります。長門市内では小学校11校、中学校5校において、125kgのくじら肉、2264食分のくじらの竜田揚げが提供されました。
このうち向陽小学校では、給食の時間になると家ではなかなか食べることがない珍しいくじら肉を美味しそうに食べていました。実際にくじら肉を食べた児童は、「ジューシーで歯ごたえはあるけど、やわらかくておいしかったです」「あまりくじら料理を食べたことがなかったので、くじらの美味しさを知ることができました」「地元仙崎で有名なくじらを食べることができてうれしいです。これをきっかけにくじらについて調べてみたいと思います」と感想を話しました。
向陽小学校の中村仁志校長は、「子どもたちにはくじら料理をたくさん食べて、新年の夢・目標に向かって頑張ってほしいと思っています。年1回でもくじら料理を食べて、昔からの食文化を大切にしてほしいです」と子どもたちに向けてメッセージを送りました。
なお、今日の給食として提供された献立内容は次のとおりです。
「くじらの竜田揚げ」、「白菜のみそ汁」、「わかめの酢の物」、「節分豆」、「ご飯」、「牛乳」