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1月22日(土曜日)の午後2時30分頃、掛淵漁港に珍しい金色のヒラメが水揚げされました。大きさ76cm、重さ5kgの金色のヒラメを釣り上げたのは漁師歴50年以上の濱谷正さん(72)。
―金色のヒラメを釣り上げた時はどうでしたか?
(濱谷さん)魚の色を見たときはまさかヒラメとは思いませんでした。とてもびっくりしたのを覚えています。
―海響館のスタッフに引き渡した時の気持ちはいかがですか?
(濱谷さん)少し寂しい気持ちもありますが、無事に生きたままヒラメを引き渡すことができて、ほっとしています。
―自身の釣ったヒラメが海響館で展示されるかもしれません!
(濱谷さん)最近はコロナ禍で暗いニュースばかりですが、少しでも明るくなる話題を届けることができてうれしいです。長生きしてみなさんに楽しんでいただきたいです。
金色のヒラメを引き取りに来られた、下関市立水族館「海響館」の学芸員・園山貴之さんは、「通常のヒラメが色素異常を起こして今回のような色になったのだと思われますが、色が目立つため、ここまで大きくなるのは珍しいです。実際に見てみると思ったよりも綺麗な色をしていました。海響館でも今までも何例か報告はありましたが、その中でも一番綺麗な色をしていると思いました。体に少しキズがあるので、まずはキズを癒して、状態が良くなれば展示させていただきたいです」と話しました。