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1月5日(水曜日)、仙崎地方卸売市場で初セリ式が開催されました。
はじめに、山口県漁業協同組合長門統括支店の藤田昭夫運営委員長から「新年あけましておめでとうございます。漁業を取り巻く環境は依然として厳しいものがありますが、生産者や漁師の皆さんは新型コロナウイルス感染症に負けないよう、日夜励んでおられます。今年こそイワシやイカなどすべてが豊漁となることを願っています。生産者、仲買人、市場関係者一丸となって取り組むことによって取扱量が拡大することを期待するとともに、安全・安心で鮮度の良い魚介類を販売し、水産のまち長門・仙崎の元気を取り戻していきたいと思います」と初せりにあたってのあいさつがありました。
来賓として出席した江原市長は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大が水産業が回復する足かせとなり、漁業者は苦労されておられることと思います。市ではこの状況を緩和するため、燃料費の補てん事業を補正により予算化しました。水産業の振興のためには漁業者や漁協、関係団体、行政がしっかりタッグを組んで進めていく必要があると考えております。これまで以上のご支援、ご協力をよろしくお願いします。」と述べました。
また、笠本県議会議員、南野仙崎水産協同組合理事長より、それぞれお祝いのことばが述べられました。
あいさつの後、藤田運営委員長により初競りが行われ、マダイが競り落とされました。
市場にはクロマグロをはじめ、ブリ、イカ、カワハギなど多様な魚が水揚げされていました。せり人の威勢の良い掛け声により活気に包まれるなか、次々と値がつけられ出荷されていきました。
市では漁業者や山口県漁業協同組合と協力することにより、漁獲高が安定する定置網漁業や養殖漁業の推進に取り組んでいくこととしています。