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11月21日(日曜日)、ラポールゆやで油谷こどもミュージカルの制作発表が開催されました。
平成14年度に発足し、今年で創立20周年を迎える油谷こどもミュージカル。これまで19回の公演を行い、日本の第一線で活躍したミュージカル劇団員も排出しています。現在は市内の小学5年生から高校3年生までの28名で活動中です。
12月12日(日曜日)に行われるオリジナル作品「天の子と妖怪たち」の公演。その制作発表として公演の一部がお披露目されました。
油谷こどもミュージカルを支えている地域文化育成事業実行委員会の山本幸範実行委員長は「新型コロナウイルス感染症の影響で、2年越しの定期公演となります。指導者である伊藤先生の”歩みを止めない"ということばを信じて、子どもたちは頑張ってきました。指導者の伊藤先生、地域のスタッフ、保護者の皆様が子どもたちを支えています。健康管理を行い、本番ではしっかりと輝いてほしいと思います。」とあいさつ。
脚本や演出を手掛ける下関市民ミュージカルの会の伊藤寿真男代表は「昨年、全国的に文化団体が困っている中、歩みを止めてしまってはせっかくこの地に根付いた文化が中断されてしまうのではないかという思いを強く抱き、大きな声を出せない中、座学などを行ってきました。子どもたちの頑張りを受けて、よりたくさんの子どもが登場する『天の子と妖怪たち』の脚本を作りました。2幕13間という長丁場の難しい作品ですが、子どもたちとともに良い舞台にしていきたいと思います。」と述べました。
二の神ニイニを演じる中村心美さんは「新型コロナウイルス感染症の影響で、表情が硬くなってしまったり稽古のスタートが遅れたりなどありますが、課題は改善して良いものをお見せできるように頑張ります。難しい題材の公演ですが、お客さん一人ひとりに届けられるよう本番まで練習に励みたいです。」と意気込みを話しました。
「天の子と妖怪たち」は12月12日(日曜日)、11時からと14時からの2回にわたり、ラポールゆやの大ホールで公演されます。
チケットは、一般1,500円、高校生以下700円、小学生未満は無料です。
座席数に限りがありますので、チケットはお早めにお求めください。
https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/soshiki/45/
/uploaded/attachment/22176.pdf
★「天の子と妖怪たち」のあらすじ
地球創世記のお話。この星を任せる生き物として、人間がふさわしいか結論をだすために、一の神はイッチ、二の神はニイニ、三の神はサンボとして人間に生まれ変わった。大きくなったサンボは、人間嫌いになり、妖怪たちと暮らしていた。サンボを連れ戻すために、イッチとニイニはサンボがクラス場所へ行くが、人間と妖怪は敵同士。はたして無事サンボを連れ戻すことはできるのか。そして人間は、地球を任せる生き物としてふさわしいのか・・・