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10月24日(日曜日)、旧青海島小学校グラウンドで青海島共和国建国祭が開催され、仙崎出身でアテネオリンピックのマラソン競技で5位に入賞した中国電力陸上競技部アドバイザーの油谷繁さんの陸上教室が行われました。
青海島共和国は、青海島小学校が閉校となった翌年の2007年に、小学校がなくなっても地域を元気にしていきたいと建国され今年で14年を迎えました。今回の建国祭は東京オリンピックが開催されたことに合わせて、元オリンピック選手による陸上教室により地域を盛り上げたいと地域の人たちにより企画されたものです。
開会式に出席した江原市長は、「青海島共和国は、修学旅行や体験学習の受け入れ、博物館の設立などたいへん長門市に貢献され、感謝しています。コロナ禍で体験型のメニューが注目されており、今後もアウトドアツーリズムのメニューとして育てていってほしいと思っています」とあいさつをしました。
陸上教室では油谷繁さんが子どもたちといっしょにランニングをしたり、実際にプロランナーが走る前にしているストレッチの方法などを指導したりしていました。また、小学生や中学生と油谷さんが旧青海島小学校グラウンドをいっしょに走るミニマラソンも行われました。
最後に13人の大人がバトンをつないで油谷さんひとりと競争するリレーが行われ、江原市長が第1走者としてグラウンドを駆け抜けました。
青海島共和国の濱野達男国王は「閉校となった小学校を拠点に青海島を元気にしたいと共和国を地域で建国して14年になります。郷土出身の油谷選手をお招きして走って元気を出していきたいと建国祭を開催しました。子どもたちの元気な声を久しぶりに聞くことができてうれしいです。明日からの活動につなげることができればと思います」と話しました。
会場では焼き鳥やイカ焼き、サザエのつぼ焼き、イカカレーなどが販売され、多くの子どもたちが列をなしていました。