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10月13日(水曜日)、長門市しごとセンターでナガトヒュッゲが開催されました。
ヒュッゲとはデンマーク語で、「ほっと癒される居心地のいい時間、そしてそのような時間をつくることで感じられる幸福感」のことをいい、毎回ゲストスピーカーの話を聞きながら快適な時間を過ごすことを目的に、NPO法人つなぐが主催して行われています。
今回はJAL(日本航空株式会社)の山口県にゆかりのある客室乗務員3人が「社会は誰かの仕事でできている」をテーマにトークセッションを行いました。JALでは、絆づくりやサポートを通じて地域活性化に貢献する「JALふるさと応援隊」という活動を全国で行っています。
ゲストスピーカーの3人は、客室乗務員には保安要員とサービス要員の2つの役割があることやフライト時の仕事の流れ、身だしなみやあいさつなど常にこころがけていることなどについて話しました。
客室乗務員を特集したバラエティ番組を見たことや家の近くに空港があったことなど、この仕事を目指したきっかけについても紹介がありました。3人は「謙虚な学びと感謝の心を忘れないようにし、正しい接客ができているか常に自問するようにしています」と声をそろえ、参加者はめったに聞けない話とあって、熱心に聞いていました。
また、後半にはマナー講座が行われ、会釈、敬礼、最敬礼の3種類について説明があり、客室乗務員が見本を見せたのち、参加者も実際に練習を行い、プロフェッショナルのおもてなしを学びました。
参加した中学生は「飛行機に乗ったときに客室乗務員の人をかっこいいと思って今回のイベント参加しました。どんな仕事なのか本で調べたことはあったけど、今日は仕事の内容や本音をやさしく話してもらえてよかったです。将来は英語ができるようになって客室乗務員の仕事をしてみたいです」と話していました。
ヒュッゲを主催したNPO法人では、さまざまな働く大人の体験談を聞く機会を中高生に提供し、キャリア教育につなげていきたいということです。