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10月5日(火曜日)、山口市立小郡中学校の3年生221名が修学旅行でSWEET ASを訪れました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、山口県外への修学旅行が難しくなっている中、小郡中学校では、観光だけにとどまらず、トップアスリートとの交流体験ができる県内の旅行先を探していました。一方、スポーツツーリズムやアウトドアツーリズムを推進するながとスポーツコミッションでは、SWEET ASを活用することにより、山口県内や近県内の学校へ「スポーツを楽しむ、外国人との交流で英語に触れる」新しい形の修学旅行や校外学習の場として提案しており、両者の思いが一致したことから今回の修学旅行受け入れが実現したものです。
SWEET ASでは、ながとブルーエンジェルスの協力のもと、英会話教室やボルダリング、トランポリンなどさまざまな体験が行われ、修学旅行生はスポーツコートを自由に駆け回りました。 また、ながとスポーツ公園ではラグビー教室が行われ、ブルーエンジェルスのメンバーがタグラグビーを指導したほか、仙崎では青海島観光汽船での遊覧などを体験しました。
英会話教室では、ながとスポーツコミッションのモナとTKの2人が英語で自己紹介をし、その内容を生徒たちがリスニングをするメニューが行われました。2人のネイティブな英語を聞き取るのは少し難しそうでしたが、聞き逃すまいと真剣に取り組んでいました。また、難しい単語や聞き取れない単語についての質問は英語でしなければならないルールとなっていて、普段の授業とは違った英語学習ができたようです。
修学旅行生は「長門市はとても景色がきれいです。SWEET ASではトランポリンが楽しく、スタッフの皆さんにとてもやさしくしていただきました」と笑顔で感想を話してくれました。
小郡中学校の杉本教諭は「久しぶりに生徒が生き生きと活動している姿を見られて本当にうれしいです。トップアスリートとの交流を通じて、夢や志を持ち、地域に貢献できる生徒に育ってもらいたいと思っています。また、今回の修学旅行が山口県の良さの再発見につながってくれれば」と修学旅行への思いを語りました。
修学旅行受け入れの調整を行ったSWEET ASの辻崎さんは、「時間配分やスケジュールをどうするのかに苦労しました。どのようなコンテンツを生徒の皆さんに提供したら喜んでもらえるかを考え、ながとスポーツコミッションの協力のもと、ラグビー教室や英会話教室をメニューに組み入れました。今後は校外学習や企業研修にも利用してほしい」と話しました。
ながとスポーツコミッションでは、体験型の修学旅行を積極的に受け入れるなど、今後も地域に密着したツーリズムコンテンツを提供できるように活動していくこととしています。