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7月5日(月曜日)、これから旬を迎える長門市の伝統野菜「白オクラ」の初出荷に向けて、JA山口県なす選果場で目合わせ会が開催されました。目合わせ会には白オクラの生産者や関係者約30人が参加し、収穫時期や出荷方法、出荷規格などについて確認が行われました。
長門白オクラ部会長の秋本敏明さんは、「白オクラの出来は天候に左右されやすく、去年は梅雨が長期間続いたため大きく影響を受けました。今年は去年ほど雨が降らなかったため、天候による影響をあまり受けずに順調に育っています。また、現在では若い方からベテランまでの計24人が白オクラの栽培に取り組んでいます。白オクラは一般的なオクラと比べて3倍の粘りがありシャキシャキとした食感が特徴です。8月に最盛期を迎え、夏バテ防止にも有効なので、ぜひ多くの方に食べてほしいです」と話しました。
目合わせ会に参加した農家の方は、「昨年は天候の影響で出来はあまりよくなかったが、今年は例年並みの出来です。白オクラは長門市の伝統野菜ということで特別な思いを持って作っています。多くの方に食べていただきたいのはもちろんのこと、規格外のものについても何らかの形で活用できる方法を今後考えたいです」と話しました。
白オクラは約60年前海外から持ち帰られたとされ、普通のオクラより粘りが強く、アクも少なく、表皮が淡緑色で柔らかです。大きくても固くなく、生のままで食べることも可能です。食感はシャキシャキしており、種のプチプチ感も醍醐味です。
白オクラの出荷は今月12日を予定しています。