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3月29日(月曜日)、元地域おこし協力隊の中田晃司さんが開業した仙崎の「SNOW DRIP COFFEE」で、やまぐち中山間移住創業助成金の目録贈呈式が行われました。
中田さんは、平成29年11月から長門市地域おこし協力隊の仙崎地区担当として活動し、退任後、今年3月18日(木曜日)に仙崎地区の空き家を活用したカフェ「SNOW DRIP COFFEE」を開業。コーヒースタンド事業やコーヒー豆の製造・販売などを行っています。カフェのオープンまでに、山口県・萩山口信用金庫長門支店・長門商工会議所・長門市の4者で構成される「長門市仙崎地域中山間移住創業等支援チーム」の支援を受け、中山間移住創業支援事業の一環として開業準備を進めてこられました。
今日、目録が贈呈された「やまぐち中山間移住創業助成金」は、山口県内の中山間地域の活性化を図るために、創業(または継業)を図る移住者に対して県内3つの信用金庫が交付する助成金です。山口県では、中山間地域で創業などを希望する人材を県外から呼び込み、伴走型で支援する事業を行っています。中田さんは単にカフェを開業するだけでなく、地域住民同士の交流や地域住民と観光客の交流が図れるコミュニティスペースになることを目指し、これからも仙崎地域の活性化に取り組まれる予定です。
贈呈の前に、山口県商工労働部経営金融課の鈴森課長、長門市企画総務部の堀政策調整監、山口県信用金庫協会の山村慎一会長代理からあいさつがありました。
中田さんは助成金の目録を受け「長門市にきたときは不安がありましたが、地元の方に支えられて楽しく取り組みを進めることができました。退任後、自分の夢であったカフェで地域に恩返しをしたいと思いました。支援チームの皆さんのおかげで、ここ仙崎にカフェをオープンすることができました。ありがとうございます。助成金は大事に活用して、このお店を地元の方の憩いの場として、仙崎を訪れる観光客に『また訪れたい』と思っていただけるような場所にしたいです。」とお礼を述べ、これからの目標を語ってくれました。