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2月24日(水曜日)、深川小学校と浅田小学校で、第24回図書館を使った調べる学習コンクールの表彰状の伝達式が行われました。
奨励賞に入賞したのは 深川小学校4年 杉村光彬(すぎむらみつあき)さんと浅田小学校5年 五嶋有希(ごとうゆき)さんです。
ふたりの作品は、長門市で行われた第3回長門市図書館を使った調べる学習コンクールにおいて最優秀賞を受賞し、全国コンクールに推薦された結果、応募総数63,473点の中から見事、奨励賞を受賞しました。
深川小4年の杉村さんは「ヤマグチサンショウウオのいそうなところを探せ!!」、浅田小5年の五嶋さんは「花びらがとう明になる花 サンカヨウ~別名スケルトンフラワーとよばれるなぞにせまる~」というテーマについて、夏休みに図書館などで文献を調査、研究・実験を行いそれぞれの作品にまとめました。
インタビューに対して 深川小4年の杉村さんは「秋吉で行われた観察会でサンショウウオの飼育をはじめたのが研究のきっかけです。長門市でサンショウウオがいそうな場所がないかをいろいろなところへ行って探しました。これからも探すのを続けたいと思います。長門市でサンショウウオをみつけて繁殖させ野生にかえす保護活動をしたいです。」とこたえてくれました。
浅田小5年の五嶋さんは「テレビのクイズ番組でサンカヨウのことを知りました。詳しく知りたいと思って市の図書館で探しましたが詳しいものがなかったので、県立図書館に問い合わせたり、自分で考えたり実験したりしました。入賞はびっくりしましたがとてもうれしいです。」と話してくれました。
このコンクールは公益財団法人図書館振興財団が主催するものです。コンクール図書館を使った調べる学習は、知的好奇心、情報リテラシー、読解力、思考力、言語力が磨かれる学びであり、ますます多くの方が図書館を活用することによって生きる力を身につけ、それにより図書館が振興することを願いコンクールを開催されています。
長門市立図書館の濱野館長は「このたび入賞した作品は、文献を調べただけでなく、自ら実験・フィールドワークを行うなど、図書館利用だけにとどまらない調査が行われており素晴らしい作品です。図書館の利用促進に加えて、子どもたちには考える力や発表する力、課題を解決する力を伸ばしていってほしいと思います。」と話しました。