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2月1日(月曜日)から、長門市内でワーケーションの実証実験が開催されています。
働き方改革や新型コロナウイルス感染症の影響により働き方や生活スタイルが見直されている中、旅先で休暇(バケーション)を楽しみながら働く(ワーク)ことのできる「ワーケーション」に注目が集まっています。
長門市でも、豊かな自然や観光資源を生かしてワーケーションのプランづくりに取り組むために、地域活性化の連携協定を締結している日本航空株式会社(JAL)の協力によりワーケーションの実証実験を行っています。
2月2日(火曜日)は、日本航空株式会社の支店長5人が油谷の「百姓庵」を訪問。株式会社百姓庵の井上かみさんの案内で塩工場を見学しました。
百姓庵では塩づくりを中心に農業など様々なことに取り組まれています。昨年、火災により塩工場が被害を受けていましたが、この春のリニューアルに向けて現在も再建の取組を進めているそうです。
海の眺めが美しいテラスで、井上かみさんから「百姓庵ができたころには変わり者と言われていましたが、今ではこの暮らしにあこがれて、研修生として東京からやってくる若い世代が増えてきました。何もないというところに良さがあります。海は美しく、空が広く、夕焼けは格別です。今後は、観光としての塩づくりにもチャレンジしたいと思っています。」などの説明があり、日本航空株式会社の支店長たちは、自然のことや空き家のこと、都市部からやってきた研修生のことなどについて質問し意見交換しました。その後、代表の井上雄然さんが塩窯を案内。塩づくりのこだわりや思いなどをきき、実際に塩づくりの現場を見学することができました。
参加した日本航空株式会社の支店長はインタビューに対して「長門は良いところであることは間違いないと思います。魅力をこれから探していきたいです。」「百姓庵のポリシーに感銘をうけました。自分自身へのヒントも持ち帰れればと思います。」「自然に囲まれた素晴らしいロケーションで、仕事でも新しい発想が生まれてくるように感じました。」「ワーケーションの地として長門を選ぶきっかけ・キーワードを探していきたいと思います。」と思いを語ってくれました。
これから、長門市内の温泉地や海や森、しごとセンターなどでワーケーションを体験し、受け入れ体制や今後の方向性を検討していく予定です。