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金子みすゞ記念館でギャラリートーク

ページID:0031951 更新日:2020年7月19日更新 印刷ページ表示
みすゞの詩人の視点をわかりやすく解説

みすゞの詩人の視点をわかりやすく解説
ほかにも日常生活の中に出てくる石、空や海の中に見出している石などテーマ別に展示
「琅玕集」の琅玕とは上質の翡翠のこと
7月26日にはワークショップ「石ころペーパーウェイトを作ろう」が行われる予定

 7月19日(日曜日)、金子みすゞ記念館でギャラリートークが開催されました。

 現在、金子みすゞ記念館と香月泰男美術館では「石」を共通のテーマとした企画展が開催されています。このうち、金子みすゞ記念館では、「みすゞの中の小石展」と題し、「石」や「宝石」を題材とした詩が紹介されています。

 ギャラリートークには約10名の参加者があり、宇野智香学芸員がみすゞが石をどう表現したのか、独自の世界観や視点を持っていたことなどについて、わかりやすく解説しました。また、香月泰男が語っている「波にもまれて人格者になった石」という表現とみすゞの『浜の石』という詩にある「浜辺の石は偉い石」という表現には、共通する感覚があるのではないかといった説明もありました。

 市内から参加した中原さんは、「当時の時代の感覚を知ると言葉の一つひとつが新鮮に感じます。自分も小さい時には、石を拾って遊んだ記憶があり、懐かしく感じました。」と話していました。

 「みすゞの中の小石展」は8月31日まで開催され、8月22日には、金子みすゞ記念館と香月泰男美術館の両方でギャラリートークが行われる予定です。