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5月30日(土曜日)、香月泰男美術館で企画展「石と水」がスタートしました。
香月が残した作品のなかから「石」と「水」をテーマとした石のオブジェ、油絵、素描の35作品が展示されています。
香月は30歳ころ、石を花より身近なものに感じ、フォルムを完成させるため繰り返し石を描いていました。また、水についてはたびたび作品に登場し、作品づくりの疲れを癒すために、一日に何度も自宅前の久原橋に立ち、三隅川を眺めていたといわれています。川の水の色づかいが、戦前とシベリヤシリーズを描いていた1960年代、晩年とでそれぞれ異なっているところも見どころのひとつです。
学芸員の丸尾さんは「夏が近づいてきたため、石と水という涼しさを感じる企画展にしました。香月が何を表現したかったのか、天気や音を想像しながら鑑賞していただくとより一層楽しんでいただけると思います。」と話していました。
企画展は8月31日まで開催され(毎週火曜日は休館日)、期間中には学芸員によるギャラリートークやおもちゃ作り教室が行われる予定です。