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4月25日(土曜日)、三隅の旧JA豊原生活センターにおいて、甘夏の直売会が行われました。
これは、農協の部会である「長門柑橘の会」が主催したもので、およそ40年前から毎年完熟を迎えるこの時期に行われています。
三隅は古くから柑橘の栽培が盛んなところで、最盛期には200軒を超える夏みかん農家があり、長門三隅駅から1日2台の貨物列車が夏みかんを積んで出発し、遠くは東北まで届けられていたということです。今では農家数も少なくなってしまい、昨年には果樹選果場も閉鎖となってしまいましたが、小島や野波瀬、豊原、中小野地区では栽培が続けられ、主にはジュース用として出荷されています。
長門柑橘の会の高野義博部会長は、「無農薬で栽培し、樹の上で完熟させたもののなかから実の大きいものを選んで販売しています。今年の甘夏は果汁が多いので、とてもおいしいと思いますよ。」と話していました。
直売所では、今日だけの販売会とあって、朝早くから地元のお客さんが次々と訪れ、袋入りの甘夏を両手に提げて帰る姿が見られました。