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4月10日(金曜日)から金子みすゞ記念館で、企画展「金子みすゞの甦り 矢崎節夫みすゞ探しの旅展」が始まりました。
今回は、直接矢崎氏から体験談を聞いて企画しているため、書籍には載っていない内容が盛り込まれ、未公開資料の公開に加え、実際に仙崎の方々が語っている当時のテープを流したり、金子みすゞが512編の詩を綴った3冊の手帳を矢崎氏に託した実弟(上山雅輔)が、矢崎氏への思いを書いた日記なども公開されています。
この企画展を企画した学芸員の宇野智香さんは、「企画展は書籍などに記載されていないものも展示されています。みすゞさんのファンだけでなく、地元の人など幅広く楽しめるのでぜひ見に来てほしいです」と語りました。
また、金子みすゞの生誕日であり金子みすゞ記念館の開館日である4月11日(土曜日)から記念観覧券が先着3,000人に配布されます。デザインは表面が長門市在住のイラストレーター尾崎眞吾さんが描いた「石ころ」の鉛筆画、裏面は金子みすゞの肖像と「石ころ」の詩が印刷されており、しおりとしても使用できるデザインとなっています。
「金子みすゞの甦り 矢崎節夫みすゞ探しの旅展」は、6月30日(火曜日)まで開かれます。