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通の人あたたかさを感じる~鯨回向法要~

ページID:0026649 更新日:2019年4月21日更新 印刷ページ表示
300年以上の伝統のある鯨回向

300年以上の伝統のある鯨回向
伝統のある鯨回向に多くの人が集まりました。
大西市長があいさつで、「この催しがいつまでも続いてほしい」と述べる
通鯨唄保存会が2曲を奉納する
通地区には「青海島鯨墓」や「鯨位牌」、「鯨鯢過去帖」といった形で捕鯨文化が残っています

4月22日(月)通の海雲山向岸寺で鯨回向法要が行われました。

 鯨回向は延宝7年(1679年)、向岸寺五世の讃誉上人が捕らえられた鯨の回向を行って以来、今日に至るまで継承されており、鯨漁の終わる春に行われてきたことから毎年この時期に開催されています。

 地域住民ら約50名が参加し、あいさつに立った大西市長は「鯨が捕れなくなって以降も毎年、鯨の供養をすることは全国的にも珍しい。また、ロシア兵の墓を整備し、お参りをするなどロシアと長門市の友好の懸け橋となっており、こういったことなどから通の人のあたたかさを感じる。現在、通保育園が休園となるなど若者が減少しているが、このような催しがいつまでも続いてほしい」と述べました。その後、通鯨唄保存会の13人が通鯨唄「祝え目出度」「朝のめざめ」の2曲を奉納し、松村賢正住職による読経で鯨への供養が行われました。