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11月1日(金曜日)、日置小学校でがん予防教育講座が開講されました。
市では、今年度から「ながと健康百寿プロジェクト」を立ち上げ、生涯「健幸」で元気に暮らせるまちづくりを進めるためににさまざまな取り組みを実施しており、「がん検診受診率向上対策事業」として、市内の小中学校8カ所でがん予防教育を開講。この講座では県との連携で実施する「学校におけるがん教育推進事業」で作成した教材とモデル校事業で開催のがん教育モデル校授業のノウハウを活用し、これと並行し、市が包括的連携協定を締結した山口県立大学やSDGsに基づく地域貢献の取り組みを進める吉本興業カンパニーとの連携で開催するもので、初回が山口県立大学の前川理事長、山本看護師と吉本興業エージェンシーの「住みます芸人」のどさけん氏を講師として、日置小学校と神田小学校の児童ら約40人が受講しました。
はじめに、児童らは、「いのち」について考え、2人一組となり、互いの心臓の音を聴診器を用いて確認。その後、いのちの限りに影響する病気について知り、自分と家族の健康のために、日本でどのくらいの人ががんになっているか、なぜがんになるのかを考え、がんを予防するためにすべきことを発表しました。前川理事長は児童らに「大人はがん検診を受けて、がんと診断されることを恐れている。しかし、がんは早期発見・早期治療で治すこともできる。講座で学んだことを周りの大人の人に話し、また将来自分たちが大きくなった時はがん検診を受けてください」と語りました。
講座を受けた、日置小学校5年の男子児童は「今日の話を聞いて、大人になったときにがん検診にきちんとかかろうと思った。また、帰ったら親に今日の講座のことを伝えたい。」と感想を話しました。
今年度、山口県立大学と協力して活動する内容は3つ。
(1)健康対策プログラム
生活習慣病やフレイルの予防を行うために、ふるさと祭りや健幸づくりのつどいや事業所で食生活に関する実態調査を行い現状を把握する
(2)食育プログラム
食に対する意識を調査
(3)がん検診受診率向上プログラム
小中学校でがん教育活動のためのテキスト作成と教育実践