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8月10日(土曜日)、ルネッサながと文化情報ギャラリーで「引揚港・仙崎展」が始まりました。
仙崎港は戦後、引揚港に指定され、敗戦の翌月の9月2日、全国で最初の引揚船となった「興安丸」が釜山港から第一次の引揚者7千人を載せて仙崎港に入港しました。以降、昭和21年末に仙崎が引揚港の役割を終えるまでの約1年間、仙崎港に上陸した人々は約41万4千人、仙崎港から朝鮮に帰った人々が約34万人におよび、合計75万4千人の人が仙崎の地を往来しました。
「引揚港・仙崎展」では、仙崎で引揚業務を担当していたニュージーランド軍が当時の様子を撮影した写真をパネル化した写真パネルや当時の新聞記事、解説パネルの約50点を展示しています。
この日、訪れた仙崎在住の親子は、現在展示されている写真が、以前は仙崎に飾られていたこともあり中学校の自由研究の課題としたとのことで、パネルをじっくりと読み込んでいました。
「引揚港・仙崎展」の会期は9月8日(日曜日)まで、入場は無料です。