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6月2日(日曜日)、土砂災害を想定した防災訓練が野波瀬地区で開催され、地区住民や関係機関らが参加しました。
この訓練は長門市および陸上自衛隊、仙崎海上保安部、長門警察署、山口県消防防災航空隊、長門市消防本部、長門市消防団、青海島観光汽船株式会社、野波瀬地区自主防災組織らの機関が参加して行われたもので、梅雨前線の影響による大雨のため、長門市に大雨が降り、土砂災害が発生して野波瀬地区が孤立したことを想定し、避難指示と情報伝達、災害対応の訓練が行われました。
まず8時50分に、土砂災害警戒情報の発令を受け災害対策本部を開設し、避難勧告が発令され、防災行政無線や告知放送などで避難を呼びかけ、住民らを指定の避難場所に移動する避難誘導訓練が実施されました。
その後、青海島観光汽船株式会社の遊覧船を活用した孤立地区住民の輸送訓練や、倒壊家屋からの救出訓練が実施され、警察による状況確認と救助隊および消防団により、救出準備から救出救護までの一連の訓練について連携が確認されました。
訓練終了後、大西市長が「災害はいつ起こるかわからないもの。今一度、ハザードマップを確認して避難場所などを確かめ、災害が発生したときにどう動くのかを家庭で話し合ってもらいたい」と講評を述べました。
また、会場内では、地元女性団体と自衛隊隊員による炊き出しが行われ、参加者らは炊き出しのカレーを試食していました。