本文
緊急消防援助隊として「平成30年7月豪雨災害」の被災地へ派遣されていた緊急消防援助隊第1次隊が帰還し、7月10日(火曜日)、市役所で市長への活動報告が行われました。
長門市消防本部は国からの要請により県内の消防本部(局)で構成する「緊急消防援助隊山口県大隊」の一員として、7月6日(金曜日)から被災地へ職員を派遣し、現地で住民の救助活動を行いました。派遣された1次隊6人は、9日(月曜日)まで被害の大きかった広島市安佐北区や安芸郡海田町などで行方不明者の捜索や救助活動を行い、7日(土曜日)には倒壊家屋で要救助者1人を生存にて救出しました。
報告会では、大西市長から「厳しい活動だったと思うが生存者の救出など成果もあり、感謝したい。今回の活動内容を職場内でしっかり共有して、万が一に備えてほしい」とあいさつ。その後、消防隊員が救助活動の写真や動画を見せながら、3日間の活動内容を報告しました。
第1次隊として参加した田村寿則小隊長は「被災地は災害の範囲が点在しており、局所的な災害で行方不明者も多かった。長門市でも大きな川があるので、氾濫した際には大きな災害になる。砂防ダムなどもあわせて改めてチェックが必要と感じた」、清永展宏分隊長心得は「1次隊として参加し、初期活動の難しさを感じた。自分の技術面、精神面をもっと鍛えないといけない」と活動を振り返っていました。
この緊急消防援助隊は引き続き、7月9日(月曜日)から11日(水曜日)にかけて第2次隊を派遣しており、今後も要請に基づき、派遣を継続する予定です。