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7月7日(土曜日)、8日(日曜日)の2日間、長門市新庁舎建設工事現場で免震体験と新庁舎建設現場説明会が開催され約170人の市民が参加しました。
現在の長門市役所庁舎は昭和38年に建設され、築後55年経過しており、大地震が発生した際には倒壊する危険性があることから、新庁舎の建設が進められています。新庁舎は木造とRC造のハイブリット構造で、木造庁舎としては国内最大となる延床面積7,000平方メートル超、木構造での免震構造の採用と、全国でも珍しい取り組みとなります。このたび、免震装置の取り付けが完了したことから現場見学会の開催となりました。
見学会では大西市長が「現在、西日本の各地で災害が発生していますが、幸い長門市は災害が少ない地域と感じる。しかし、現庁舎は老朽化し、災害時に倒壊の危険性があることから新庁舎建設を決意した。7,000平方メートルを超える木構造の庁舎は全国初であり、免震構造も採用している。市民に愛される庁舎、安全安心な庁舎を目指しており、市民の皆さんにもこういった機会に関心を持っていただきたい」とあいさつしました。
参加者はビデオなどで新庁舎の建設状況や免震構造の説明を受けた後、実際に建設現場に入り、転がり支承や積層ゴムなどの免震装置に触れたりして理解を深めていました。
また、免震体験車の乗車体験もあり、東日本大震災や熊本地震と同じ揺れを体感した後、免震構造の建物であればどれくらいの揺れになるかを体感しました。参加者は「免震構造だと全然揺れが違う。大きな船に乗ったみたいでゆっくりな揺れだった。現場見学会もなかなか見る機会もないし、工事が完成してしまうと構造も見ることができないので、よい機会だった」と感想を話していました。