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5月27日(日曜日)、地震発生と津波警報を想定した防災訓練が通地区で開催され、地区住民や関係機関らが参加しました。
この訓練は長門市および陸上自衛隊、仙崎海上保安部、長門警察署、山口県消防防災航空隊、長門市消防本部、長門市消防団、長門市社会福祉協議会、青海島観光汽船株式会社、通地区自主防災組織ら12の機関が参加して行われたもので、山口県沖日本海を震源とするマグニチュード7.5、最大震度5強の地震が発生し、津波警報も発表された想定で、避難指示と情報伝達、災害対応の訓練が行われました。
はじめに8時40分の地震発生後、防災行政無線や告知放送などで避難が呼びかけられ、住民らは指定の避難場所や高台に移動するシェイクアウトを実施。集まった状態で点呼をとるなど避難者の把握と情報伝達の訓練を行いました。
続いて、災害対策本部が設置され、自治会や関係機関から集まる情報を集約したり、関係機関への伝達が行われました。その後、陸上孤立者および海上漂流者の救助・輸送訓練が行われ、消防防災ヘリコプターによる吊り上げ救助訓練や海上保安部巡視船「おおみ」による海上漂流者の救助および陸上への搬送、また青海島観光汽船株式会社の遊覧船を活用した孤立地区住民の輸送訓練が行われました。応急救護所開設訓練では消防職員によりエアーテントが速やかに設置され、消防団員らが搬送して来た負傷者から怪我の状態を聞き取り、救急隊へ引き継ぐ訓練が行われました。
また、倒壊家屋からの救出訓練では、警察による状況確認と救助隊および消防団により、救出準備から救出救護までの一連の訓練について連携が確認されました。
訓練終了後、大西市長が「地元ではシェイクアウト訓練も行われ、多くの市民が参加して避難場所への誘導が行われた。しっかり訓練し、非常時にはどう対応するかが重要。災害はいつ発生するかわからないので、いつでも対応できるよう日頃から訓練をがんばっていきましょう」と講評を述べました。
会場内では防災グッズや防災体験コーナーの展示があったほか、地元女性団体と自衛隊隊員による炊き出しが行われ、参加者らは炊き出しのカレーを試食していました。