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みすゞさんを感じる「道しるべ」が完成

ページID:0021980 更新日:2018年3月29日更新 印刷ページ表示
センザキッチンの北側には、クジラの尾びれを描いた「3Dアート」を設置

センザキッチンの北側には、クジラの尾びれを描いた「3Dアート」を設置
尾びれは仙崎地区の写真を使ったモザイクアート
県道の歩道には、尾崎眞吾さんが描いたイラスト16点が順に並ぶ
「M20000」の床面には、シンボロンさんが描く「みんなちがってみんないい」を表現したアートが
「こうしてこれからも、みすゞさんの世界を描いた作品がひとり歩きしていってくれれば」と話す尾崎さん

 3月29日(木曜日)、センザキッチンから金子みすゞ記念館・みすゞ通りに観光客を誘導する「道しるべアート」が完成しました。

 これは平成27年度から、3年計画で「みすゞ燦参SUN実行委員会」が取り組んできたもので、1年目はみすゞ通りにある空き店舗を改装し、学生の研究拠点や観光客への案内スペースとして「山口大学 まちなか未来研究所」オープン。2年目は当時の青海島シーサイドスクエア内に置かれたコンテナの両壁に、金子みすゞのイラストと詩の一節を描いた「格子アート」を設置しました。

 最終年となる今年は、3つのポイントにアートが設置され、1つ目はセンザキッチン北側の路面に描かれた2m×3mの「3Dアート」。トロ箱からクジラの尾びれが飛び出したデザインで、カメラで撮影すると立体感のある写真に仕上がるよう作られています。2つ目は市内在住のイラストレーター、尾崎眞吾さんが描いたイラスト16作品を「道しるべ」として、0.6m×0.8mの大きさで県道の歩道に設置。3つ目は旧JA倉庫内にあるモザイク画「M20000」の床面に、シンボロンさんが描いた2.7m×4.3mのアート。金子みすゞの詩「私と小鳥と鈴と」の一節「みんなちがってみんないい」からイメージされた世界観が表現されています。

 この日、関係者約30人が出席した完成式では、大西市長が「道しるべアートは、仙崎のまちなみ整備に大きく弾みがつく取組。アートは仙崎地区にとって大きな財産となり、3年間の事業は完結となりますが、これからもみすゞさんを発信し続けてほしい」とあいさつ。また、すべてのアートを見てまわった尾崎眞吾さんは「みすゞさんの世界を描いた自身の作品が、こうしてこれからもひとり歩きしていってくれれば」と話しました。