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3月23日(金曜日)、仙崎漁港でキッズクルーズ船「弁天(べんてん)」の進水式が行われました。
この船は、4月7日(土曜日)にセンザキッチン内にオープンする「ながとおもちゃ美術館」で運行されるもので、青海島観光汽船株式会社から提供された廃船寸前の「辯天丸」を改修し、海上でも木の温もりやおもちゃを楽しめる船に仕上げられています。
デザインは砂田光紀さんが、改修は大田造船の大田盛一さんが担当。昨年11月から作業が始まり、今年3月20日(火曜日)に完成しました。船内には木のたまごプールや積み木などのブースが設置され、美術館のオープン当日から、一度に最大12人を乗せて15分間のミニクルーズでの運行が予定されています。
この日は神事が行われた後、美術館を運営するNPO法人「人と木」の岩本美枝理事長が「先代の大田稔さんがつくられた船を、子の盛一さんがコツコツと改修し、無事に今日を迎えることができました。改修費用は全国から支援があり、『弁天』は多くの人の思いが詰まった船です。この船から子どもたちの笑い声や、また新たな物語が生まれると確信しています」とあいさつしました。
式が終わると、船長を務める青海島観光汽船の岡村有菜さんと田村昌美さんによって船にエンジンがかけられ、漁港周辺をぐるりと一周。最後に船上からもちまきとお菓子まきが行われ、地域の子どもたちでにぎわいました。
センザキッチン内の「長門おもちゃ美術館」は、4月7日(土曜日)10時にオープン。当日9時からはオープニングセレモニーが予定されています。なお、キッズクルーズ船の乗船には、一律500円の乗船料が必要です。