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ソチ市との友好関係の取組がスタート

ページID:0021157 更新日:2017年12月18日更新 印刷ページ表示
長門市及びソチ市間の協力に関する共同声明に署名した両市長

長門市及びソチ市間の協力に関する共同声明に署名した両市長
市民や職員らが市役所までソチ市訪問団をお出迎え
ソチ市長をはじめ14人が長門市を訪問
通地区の大越の浜にある日露兵士の墓碑に花を供えるパホモフ市長
長年、日露兵士の墓碑を管理している君川歌子さんから話を聞くパホモフ市長

 12月18日(月曜日)、アナトリー・パホモフ市長をはじめとするソチ市訪問団が長門市を訪れ、両市長が「長門市及びソチ市間の協力に関する共同声明」に署名し、友好関係の構築への取り組みがスタートしました。

 パホモフ市長ら14人の訪問団は、最初に長門市役所を表敬訪問。市役所玄関前で市民や市職員らがロシア国旗やソチ市旗を振って歓迎しました。出迎えた大西市長から「長門市にお越しいただきありがとうございます。長門市は豊かな自然や温泉、文化、おいしい食があり、心温かい市民とのふれあいを楽しんでいただきたい。これから両市で築いていく友好関係が強固で永続的なものとなり、あらゆる分野で交流が広がることを願っています」と歓迎の言葉を述べました。パホモフ市長は「長門市へ誘っていただいてソチ市民を代表して感謝します。ソチ市は冬季オリンピックをはじめ、F1グランプリなど様々なイベントが行われており、2018年サッカーW杯も試合を予定しています。観光やスポーツのほか、多くの文化もあり、それらを生かして市民と交流していきたい。今回の訪問はそれに向けた大事なステップになると思います」とあいさつしました。

 続いて、ソチ市訪問団は通地区の大越の浜にある日露兵士の墓碑を訪問、地元の園児や児童、市民らに出迎えられました。墓碑では通くじら文化を継承する会の早川義勝さんが案内し、パホモフ市長は墓碑に献花し、冥福を祈りました。また、長年墓碑を管理する君川歌子さんから墓碑の歴史が掲載された冊子を手渡され、パホモフ市長は「ソチ市博物館に展示したい。墓碑を世話してもらい感謝している」と述べました。

 その後、訪問団は大谷山荘に到着し、共同声明の調印式に参加。大西市長とパホモフ市長がそれぞれ「長門市及びソチ市間の協力に関する共同声明」に署名し、固い握手を交わしました。共同声明では社会、文化、観光、スポーツ分野での共同イベントの開催や支援、交流などに取り組むこととしています。共同声明の署名を終えた大西市長は「共同声明を新たな出発点としてこれから様々な分野で市民レベルの交流を進めていきたい」、パホモフ市長は「パートナーシップを確立する必要性を共通認識できてうれしく思う。これからいろいろな交流を考えており、医者や学生などの交流を図れれば」と述べました。

 ソチ市訪問団は19日には萩市の清掃工場「はなもゆ」や俵山温泉を視察する予定です。また来年中には大西市長がソチ市を訪問する予定です。