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11月22日(水曜日)、三隅地区で「低コスト再造林技術研修会」が開催され、山口県西部森林組合や下関市・長門市の職員など約40人が参加しました。
戦後に植栽され、成熟期を迎えた国内のスギ・ヒノキの人工林では、伐採により国産材の供給力を高めること、また、伐採跡地で再造林を行い、森林資源の循環利用を促進することが求められています。今回、参加者が習得を図った技術は、伐採や搬出に使用した機械を使って地面に落ちた枝を取り除き、引き続き苗木を植栽するもので、伐採から植栽までを短期間で実施することができます。
この日はまず、三隅公民館で講義が行われ、山口森林管理事務所の佐竹敏郎所長や、県内で初めてこの手法で再造林を行った吉川林産興業株式会社から、林業の実態や作業工程などが説明されました。講義が終わると、三隅地区内の市有林に移動し、実際に機械を使った作業を見学。その後、参加者は器具を使って手作業で地面に穴を開け、根が絡みづらく、細長い「コンテナ苗」の植栽を体験しました。