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10月29日(日曜日)、ルネッサながとで「アグリアート・フェスティバル2017-水の力 The Force of Water-」が開催されました。
今回で5回目の開催となるこのイベントは、若い世代に農業に関心を持ってもらうとともに、地域の農業文化の振興を図ろうと、山口県立大学企画デザイン研究室を中心とする実行委員会が主催したものです。
第1部は、河原寿会と河原地区子ども会による「棚田数え唄2017~現代版早乙女とともに~」のパフォーマンスで幕を開け、続いて東後畑営農組合の大田寛治さんが、同地区で栽培に取り組んでいる「自然栽培米」の魅力を紹介。その後、レゲエミュージシャン「DOZAN11」さんが登場し、4曲を披露するミニライブを行いました。
第2部は「農ガールコレクション」として、現代のライフスタイルに合わせた新しい農作業着を提案。最初は安倍昭恵内閣総理大臣夫人の朗読に合わせて、金子みすゞの詩をモチーフにした作品が披露されました。そして、海外の学生とともにデザインを試みた「スーパーグローバル・ファッションワークショップ」の作品や、日本の伝統作業着「もんぺ」を改良し、オリジナルの縞柄をデザインして生地から作られた「モンペッコ」などを着たモデルが、続々と舞台に登場しました。今回は特別ゲストとして、モデルの藤井リナさんや藤田富さんも登場し、会場をわかせました。
この日、ロビーでは、県内の団体や高校などの出展ブースが設けられ、徳地手漉き和紙や柳井縞などの伝統工芸の紹介や、これらを活用した衣服の提案などが行われました。市内からは、宇津賀地区まちづくり協議会と東後畑営農組合が出展し、竹炭や棚田米、米粉の販売などを行いました。