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9月22日(金曜日)から24日(日曜日)までの3日間、「ミニ移動大学」と題して県内の大学生が仙崎を訪問し、フィールドワークや報告会を行いました。
現在、山口県では、県内の大学・短大・高専と自治体が協定を結び、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」に採択されたプロジェクトを活用して、若く優秀な人材を県内に定着させる取組を進めています。今回はフィールドワークを通して仙崎地区の価値を知り、地域住民とともにまちづくりの方策を考えるプロジェクトとして、県内から13人の大学生が参加しました。
初日の22日(金曜日)は、仙崎振興会のメンバーの案内で、3グループに分かれて地区内を散策。参加者はカメラを手に、商店や観光スポットなどを訪問して話を交わし、地域の魅力や課題をノートに書き出していきました。
24日(日曜日)には仙崎公民館で、地域住民を前に報告会を実施。はじめに、フィールドワークを通して感じたことから、「童謡詩人『金子みすゞ』への依存度の高さ」「空き家や空き地の利用」「地域にお金を落とす仕組み」などの課題を共有。その後、参加者は学生目線で練り上げた提案を、地域住民に投げかけました。
本プロジェクトに参加した学生からは「山口県東部の出身で、仙崎を訪れたのは初めて。自身の地元にも、シャッターを下ろした店舗が多く、課題を抱えている通りがある。仙崎で学んだこと・感じたことを、将来に役立てていければ」といった感想が聞かれました。