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9月23日(土曜日)、ラポールゆやで、認知症市民公開講座「ペコロスの母が会いに来る」が開催されました。
現在、65歳以上の10人に1人、85歳以上の4人に1人にその症状があると言われる認知症について、実際の介護体験を聞いて理解を深めてもらおうと開催されたこの講座には、約130人が参加しました。
この日、講師を務めたのは、漫画家の岡野雄一さんです。岡野さんは認知症の母をテーマにした漫画「ペコロスの母に会いに行く」の作者で、作中では、介護の中で起きる出来事が面白おかしく、ときに感動的に描かれています。
講演では、認知症を発症し、グループホームで生活を始めた母親と楽しくコミュニケーションをとる様子や、自身の漫画で描いた母親の行動などを紹介。母親に対して、病気と思わずに過ごすことを大切にしてきたという岡野さんは、母親の口癖の「生きてさえいれば何とかなる」の言葉を、今も大切にしていると話しました。