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華やかに舞い、桟敷を彩る

ページID:0020154 更新日:2017年9月10日更新 印刷ページ表示
楽踊り「月の前の伶楽」では、藤中の保存会が華やかな舞を見せる

楽踊り「月の前の伶楽」では、藤中の保存会が華やかな舞を見せる
特設舞台では、正明市の保存会が式三番叟を披露
湯本南条踊りは、声をあげて勇壮に舞う
上の原の保存会による楽踊り「虎の子渡し」、現在、楽踊りは2種類が奉納されている
9日(土曜日)の午後から会場周辺には露店が並び、多くの人でにぎわった

 9月10日(日曜日)、東深川にある野外劇場「赤崎神社楽桟敷」周辺を会場に「赤崎まつり」が開催され、奉納神事として式三番叟、楽踊り「虎の子渡し」と「月の前の伶楽」、湯本南条踊りが披露されました。

 これらの奉納は、この地で牛馬の疫病が流行した慶長元年(1596年)ごろ、農業の守護神をまつる赤崎神社に祈願し病気が治ったことで、感謝の気持ちを芸能として形にしたのが始まり。今回で420年を数える、歴史ある芸能です。 

 この日は、はじめにグラウンドに設けられた舞台で、正明市式三番叟保存会による「式三番叟」が行われました。続いて楽桟敷で、上の原楽踊保存会の楽踊り「虎の子渡し」、湯本南条踊保存会の「湯本南条踊り」、藤中楽踊保存会の楽踊り「月の前の伶楽」が奉納されました。青空の下、華やかな舞を一目見ようと、桟敷には多くの人が訪れました。

 また、踊りを写真に収めようとカメラを手に来場する人も多く、県外から初めて訪れたという人は「インターネットでこの祭りを知り、愛好会のメンバーと一緒に撮影しに来ました。天気も良く、桟敷をバックに良い写真が撮れました」と話していました。

 前日には、前夜祭として会場周辺に露店が並び、恒例の魚のつかみ取りやもちまきが行われたほか、「赤崎まつり音楽祭2017」と題して、吹奏楽やストリートダンスのパフォーマンスが舞台を彩ったとのことです。