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今後ますますグローバル化する社会を見据え、英語によるコミュニケーション能力と国際感覚を磨くため、市内の中学生を海外へ派遣する事業「あすへの翼プロジェクト」の今年度の派遣者が、8月2日(木曜日)、長門市役所を訪れ、市長による激励を受けました。
市役所を訪問したのは市内の中学生6人と引率指導主事1人で、8月20日(日曜日)からベトナム社会主義共和国のホーチミン市、ビンズン新都市に7泊9日間の日程で海外派遣されます。現地では英語研修として東部国際大学で研修を受けたり、現地の中学生やサイゴン山口県会と交流を図ったり、市内の企業が現地に建てた工場を見学するなど、異文化との交流が予定されています。
激励会では派遣者を代表して仙崎中学校3年生の前田晃輝さんが「海外派遣が決まり、大変うれしい。ベトナムの人に日本の文化を伝えたり、ベトナムの文化を学んだり、しっかり交流をして貴重な経験としたい」とあいさつ。大西市長は「昨年度までは2人を派遣していましたが、より多くの人に研修に参加してもらうと今年は6人に増やしました。異文化に触れる貴重な経験を自分のものにし、各学校にもしっかり持ち帰ってほしい。3年生最後の夏休み、全員元気で帰ってきてください」と激励の言葉を述べました。
長門市中学生海外派遣事業「あすへの翼プロジェクト」では、昨年までカナダやアメリカに生徒を派遣していましたが、英語研修だけでなく、英語圏とは異なった文化に触れ、現地の人々と交流し、急速に発展する東南アジア諸国のエネルギーを肌で感じさせることを目的に、山口県とベトナム社会主義共和国ビンズン省との友好交流が始まったり、市内企業が現地で合弁企業を設立したことなどから今年度はベトナム社会主義共和国への派遣となりました。
海外派遣される菱海中学校3年生の中嶋明穂さんは「これから英語が重視される社会。現地ではたくさんコミュニケーションをとり、しっかり交流したい」と意気込みを話しました。