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7月24日(月曜日)、長門湯本温泉景観デザインガイドラインについて話し合う「第3回設計者・施工者ワークショップ」が長門市役所で開催され、市内の事業者ら約20人が参加しました。
これは長門湯本温泉観光まちづくり計画の推進に伴い、温泉街らしい町並みを形成するための景観デザインガイドラインを住民や施工者、設計者の意見を交えながら策定するために開催されており、住民向けワークショップと設計者・施工者向けワークショップをそれぞれ年5回開催することとしています。
第3回目となった設計者・施工者ワークショップでは、長門湯本温泉ガイドラインや温泉街らしさを生み出す建物各部の要素などが検討されました。屋根については、湯本地区にある建物は勾配屋根で瓦葺が多い調査結果が報告され、ガイドラインとして定める屋根の形状や瓦の色などが意見交換されました。特に昔から親しまれてきた赤瓦(石州瓦)を使った屋根並みの統一について、参加者から様々な意見が出されました。外壁についてはローコストで水が抜けやすいたて板張りの網じゃくりが多く、これからのガイドラインにおいて準防火地域での板の使い方が話し合われました。開口部については川への眺望を目的とした水平に連続した窓と高欄が使われていることが温泉街らしい特徴とされ、その取り入れ方について話し合われました。
また、温泉街にあるリノベーション検討物件の紹介や今月末に温泉街にオープンする「cafe&pottery 音」のリノベーション工事の報告なども行われました。
この設計者・施工者ワークショップで出された意見と、住民ワークショップで出された意見をもとに湯本温泉街らしい景観デザインのルールづくりが行われることとなっています。