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6月25日(日曜日)、東深川にある飯山八幡宮で、県無形民族文化財に登録されている「サバー送り」に向けた人形作りが行われました。
田植えが終わった後、長門市と下関市で行われる「サバー送り」は、「サバーサマ」と「サネモリサマ」という騎馬武者姿のわら人形2体を、住民がリレー形式で地域の外に送り出して害虫を追い払うもので、「虫送り」と呼ばれる行事の一つです。毎年、藤中区の住民が人形作りを担当し、この日は8人が参加。わらや竹、麻のひもを使って、約1時間30分で2体を作り上げました。
完成した人形は、7月1日(土曜日)に虫除けの神事が行われた後、飯山八幡宮を出発予定。その後は長門市と下関市の海岸沿いを、各自治会の住民の手によって数週間かけて送り継がれるとのことです。