本文
6月17日(土曜日)、「林業・木材産業の発展」と「子育て世代に選ばれるまちづくり」を目指し、県内初となるウッドスタート宣言を行った長門市で、木育の推進について関係者が集い、情報や意見交換を行う木育円卓会議がルネッサながとで開催されました。
第2回目となる木育円卓会議には、東京おもちゃ美術館の多田千尋館長やNPO法人 人と木の岩本美枝理事長のほか、地域おこし協力隊や青海島観光汽船株式会社、林業関係者、行政関係者、福祉関係者など11人が出席して行われました。
会議では冒頭に多田館長から全国のおもちゃ美術館の状況と長門おもちゃ美術館(仮称)の進みぐあいが紹介されました。続いて参加者からそれぞれ木育推進や長門おもちゃ美術館(仮称)の運営について意見が出され、青海島観光汽船株式会社で船長をしている岡村有菜さんは「木育船の中に船長体験ができる子ども操縦席を設置しては」と提案。また、株式会社シンラテックで木の伐採を行っている坂田博さんは「自分が切り倒した木がどのように使われるか、出口が明確化するとやる気につながる」と述べました。
会議の最後に岩本美枝理事長が「これから市では木育推進計画が策定されるが、NPO法人 人と木だけでなく、多くの関係者がどれだけ関わってくれるかが重要。オール長門で取り組んでいきたい」と今後の抱負を語りました。
市では木育の推進に取り組んでおり、来年4月には仙崎地区のセンザキッチンに木育交流拠点施設「長門おもちゃ美術館(仮称)」がオープンします。