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やさしい気持ちを受け継いで

ページID:0019316 更新日:2017年6月15日更新 印刷ページ表示
7人の参列者が、日露兵士の墓碑を参拝

7人の参列者が、日露兵士の墓碑を参拝
向岸寺で行われた慰霊祭
戦没者の冥福と、平和を祈る
大越の浜には2つの墓碑が並んで建立されている
「昔から続く意思や、やさしい気持ちを受け継ぎ、後世に伝えていく」と通くじら文化を継承する会の早川事務局長

 6月15日(木曜日)、通の向岸寺で日露兵士合同慰霊祭が行われ、主催した通くじら文化を継承する会や、長門市老人クラブ通支部から合計7人が参列しました。

 通地区にある大越の浜では、かつて日露戦争で亡くなった両国の犠牲者が流れ着き、住民の手で手厚く埋葬されたといわれており、現在は2つの墓碑が並んで建立されています。当時、陸軍の御用船となった常陸丸が、明治37年6月15日に玄海灘沖でロシア軍艦の砲撃にあい沈没したことから、毎年6月15日にこの慰霊祭が行われています。

 慰霊祭が終わると、参列者は大越の浜に移動し、墓碑を参拝。通くじら文化を継承する会の早川義勝事務局長は「昔から続く意思や、やさしい気持ちを受け継ぎ、後世に伝えていくのがわたしたちの役目」と話しました。同会では、毎月第2火曜日に地域住民とともに浜の清掃活動に取り組んでおり、6月13日(火曜日)には通小学校の児童も参加し、清掃に汗を流したとのことです。