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6月12日(月曜日)、第2回目となる湯本景観デザインガイドライン「設計者・施工者ワークショップ」が長門市物産観光センターで開催され、市内の設計者・施工者ら約20人が参加しました。
今回のワークショップでは、門前・湯本・三ノ瀬地区の建築物を調査した結果をもとに、それぞれの特徴を洗い出し、屋根、外壁、門、塀などについて、どんな素材や工法であれば湯本らしい景観になるかを参加者で考えました。
「赤瓦の屋根並みは湯本らしいか」との問いに参加者は○×の札をあげて答えを出し、それぞれの考えの根拠について話し合いました。参加者からは「山間に赤瓦が映える」「地区ごとに屋根並みが変わってもよいのでは」「赤瓦でも昔と今では色が違う」などの意見が出され、「恩湯や礼湯などのシンボリックな場所は赤瓦であり、目標像として屋根並みを揃えるのは大きな要点」との意見も出されました。参加者は屋根や外壁、門などそれぞれの装いについて、写真の事例をもとに意見交換を行いました。
また、参加者の中から山根建築設計事務所の山根雄高さんが「建ち方に見る湯本らしさ」と題し、古い湯本地区の街並から3つの特徴を洗い出し、これからの景観デザインラインに向けての提案を行いました。
このワークショップは住民向けと設計者・施工者向けに開催されており、それぞれ今年度5回程度開催される予定です。