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6月1日(木曜日)、ながと歴史民俗資料室で企画展「寄贈された萩焼深川窯作品展パート1」が始まり、江戸後期から明治前期の作品45点が展示されています。
この企画展は、周南市在住の安堂繁美さんが萩焼深川窯の作品の魅力に惹かれて60年間収集した作品を長門市に寄贈されたことから、寄贈された作品147種類299点の中からシリーズで開催されるものです。
本企画展で展示されている作品は、海や山の自然をデザインした茶陶品や日用品などで、サザエやアワビなどをモチーフとした作品も見られます。また、12代田原陶兵衛と書かれた箱付きの作品もあり、古くから伝わる萩焼深川窯の窯元の作品を見ることもできます。
この企画展は7月18日(火曜日)まで長門市教育委員会内のながと歴史民俗資料館で開催され、開館時間は9時から17時、期間中は土曜、日曜、祝日も開館します。パート1終了後は、8月中旬からパート2、来年2月頃にパート3と随時、企画展が開催される予定です。
企画した長門市教育委員会の藤井文則文化財保護指導員は「安堂さんより寄贈された作品は、海や山などの自然をデザインし、丈夫で使いやすい作品が多い。茶陶と日用品の2つを対比し、深川窯の魅力を知ってほしい」と来場を呼び掛けています。