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5月26日(金曜日)、村田清風記念館横の清風神社で、平成29年度清風祭が行われました。
天明3年(1783年)に現在の長門市三隅下沢江で生まれた村田清風は、長州藩の13代藩主毛利敬親に登用され、藩の財政再建のために「防長の四白政策」として四白(紙・ろう・米・塩)の増産を図るなど、長州藩天保の改革に取り組み、明治維新の礎を築いたと伝えられています。
清風祭は、清風の遺徳をしのぶとともに、その功績をたたえるために毎年行われているもので、例年は清風の誕生日である4月26日に実施されていましたが、今年度は長門市議会議員一般選挙の関係で、清風の命日である5月26日の開催となりました。
この日は、地区住民で構成された村田清風顕彰会の会員など約30人が参列。三隅八幡宮の古屋正次宮司が祝詞を奏上し、続いて参列者が順に玉ぐしを捧げました。同会の福江博史会長は「今年は9月から『幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン』が行われ、また来年は明治維新150年を迎えます。この機会に多くの人に三隅を訪れていただき、来年の清風祭では良い報告ができればと思います」と話しました。
式典後は、記念館の西側にある三隅山荘(村田清風旧宅)で、お茶会や清風の功績を紹介したビデオ鑑賞が行われました。