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5月19日(金曜日)、長門湯本温泉らしい景観デザインルールをつくる「第1回設計者・施工者ワークショップ」が湯本温泉旅館協同組合で開催され、市内の設計者・施工者ら約30人が参加しました。
これは観光まちづくりの取組が進む長門湯本温泉で、温泉街らしい景観デザインの統一のためのルールづくりを行う中で、住民のみならず実際に建物工事を行う設計者・施工者も含めてワークショップを行い、温泉街らしい要素の洗い出しを行うとともに全体の意識統一を図るものです。
この日は、景観デザインガイドラインの業務を担当するアルセッド建築研究所の益尾孝祐主任から「市民だけでなく設計者、施工者が一緒にガイドラインをつくるプロセスが重要。一緒にルールづくりを行い、工事で連携することでまちづくりがうまく進む」とあいさつがあり、長門湯本温泉景観ガイドラインの進め方について説明されました。
続いて、事例紹介が行われ、新潟県山古志村や奈良県十津川村など震災からの復興にあたり、地元の大工とどのようにワークショップを重ね、景観デザインのルールをつくって来たかが紹介されました。
最後に「外部の目から見た長門湯本温泉らしさについての紹介と意見交換」が行われ、長門湯本温泉の古い写真を見せながら、温泉街の街並みがどのように変遷してきたか、外部からみた湯本周辺地区の特徴で赤瓦や入母屋が多いことなどが紹介されました。
参加者は「長門湯本温泉の観光まちづくりにはいろいろな可能性を秘めており、何かできることはないか」「湯本が変わる事業に参加できることが楽しみ」と抱負を語っていました。
このワークショップは計5回程度開催され、また住民向けのワークショップも同様に開催される予定です。