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6次産業化を支援する「ながとラボ」がオープン

ページID:0018583 更新日:2017年4月21日更新 印刷ページ表示
ながとラボの看板を設置する大西市長と上手施設長

ながとラボの看板を設置する大西市長と上手施設長
世界に通用するものをつくりたいと意気込む田邊代表理事
食肉加工処理室では実際に長州黒かしわの解体を実演
県内でも3カ所しか設置されていない真空凍結乾燥装置がある総菜加工製造室
旧山口部品工場跡に整備された「ながとラボ」

 4月21日(金曜日)、生産者や地元事業者のニーズとアイデアを集結し、長門市の地域産品の付加価値を高めるための拠点として、市が整備を進めてきた長門市6次産業化支援施設「ながとラボ」が長門市西深川に完成し、開所式が行われました。

 開所式には施設運営者として「ながとラボ」を運営する長門産ネットワーク協同組合や市関係者、一次生産者などが出席。最初に、施設運営者の長門産ネットワーク協同組合を代表して田邉英雄代表理事が「運営者として施設を託され、身が引き締まる思いと責任を感じている。生産から加工、販売までを6次産業化し、安定した農業収入と担い手や雇用の創出に取り組み、1次産業から3次産業までの全体の事業者として、長門産のブランド化を目指したい。ここを拠点に世界に通用するものをつくっていければ」とあいさつ。

 また、大西市長が「アイデアを持ち寄り、夢を形にしていく施設。長州黒かしわの希少部位の活用など新しい試みもあり、今年10月にオープンするセンザキッチンで売る商品を、この施設を活用してぜひつくってほしい。長門市の活性化に向けた柱になると期待しています」と祝辞を述べました。

 続いて「ながとラボ」のロゴマークが紹介され、デザインした株式会社ファンタスの白石慎一さんから太陽や海、山、土地の恵みを表現し、卵が割れて殻を破って新しいものが生まれる息吹、女性をターゲットにした細めで女性らしい意匠など、コンセプトの説明があり、最後に「ながとラボ」の施設長を務める上手一行さんが食肉加工処理室や総菜加工製造室などの施設概要を説明しました。

 施設見学では、食肉加工処理室で山口県の地鶏・長州黒かしわを実際に捌く様子や総菜加工製造室の真空凍結乾燥装置(フリーズドライ)などの設備が紹介されました。

 「ながとラボ」では、これから6次産業化に取り組む人が、専門家のアドバイスを受けながらさまざまな地域産品を使って新商品の研究、開発、販売ができるようにサポートします。利用はながとラボ開放施設利用会員へ登録すれば、誰でも施設を利用可能で平成30年3月までは新商品開発促進のため、実費以外の機器使用料は無料となります。