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3月12日(日曜日)、長門市保健センター調理室で、健康食材として注目の集まっているアカモクを使った料理教室が開かれ、市内外の親子連れ約20人が参加しました。
昨年から長門市で本格的に収穫、加工、販売が始まった海藻アカモクの普及活動の一環として長州赤もく協議会が主催したもので、アカモクの美味しい食べ方を知ってもらい、広めてもらうことを目的としています。
講師を務めたのは宇部市で料理教室「おはなきっちん」を運営する藤島明美さんで、この日は「アカモクあんかけ和風かた焼きそば」、「アカモク入りゴイクーン(生春巻き)」、「アカモクとちりめんのれんこんおやき」、「アカモクふわとりポタージュ」、「たたき山芋ときゅうりのアカモクナムル」、「おから白玉のアカモクみたらし団子」の6品のレシピを用意し、参加者の前で作り方を実演しました。
その後参加者は4つのグループにわかれ、それぞれレシピをもとにアカモクを使った5品を調理。子どもも大人と一緒に協力しながら料理を仕上げました。試食会では参加者から「ネバネバしていて美味しい」などの感想が聞かれました。
主催した長州赤もく協議会の山田晋太代表は「アカモクの普及を目指しています。アカモクは栄養価が高く、魚の住処になるなど海の環境にも良く、また、漁業の振興にもつながる。今日覚えたレシピを家庭に持ち帰られて、広めてもらえれば」と述べました。
アカモクは褐藻目ヒバマタ目ホンダワラ科に属する海藻で、全国の海に分布しています。未利用資源とされていましたが、ポリフェノールやフコキサンチン、フコイダンなど栄養価が高く、がんの予防効果や免疫力を高める効果など健康食材としても注目を集めています。
この料理教室は16日(木曜日)にも同会場で開催される予定です。